勝利に浮かれる素人の雑記

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ポケモンソードシールドシングルバトルS4使用構築 ヒシノ式誤魔化しサイクル[最終955位]

ヒシノと言うものです。三ヶ月ぶりに構築記事を書かせていただきます。


ポケモンソードシールドシーズン4において最終順位955位、最高順位765位(2020/3/30 23:30頃)という結果を残すことができましたので、使用しました構築を紹介させていただきます。


以下本文。




1.パーティ構成

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パーティの組んだ意図としては今シーズンから解禁されたキョダイマックスのストリンダーを使いたいというところから始まり、自分が今までで使ってきて一番使いやすいと感じていた受けサイクルの形をベースにしていくところからパーティを作り、それを改善していった形の最終型が今回のパーティになります。
採用順としては、ストリンダー→アーマーガア→ドヒドイデ→ドラパルト&ドリュウズトゲキッス

(余談になりますが、今シーズンの序盤から中盤にかけては、ストリンダー、ドヒドイデ、アーマーガアは変わらず、残りの三体がシャンデラ、マホイップ、ホルードでした。そのパーティでも3桁チャレンジまでは行くことができました。)



2.個体解説
数値に関しては左からHP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さの順で実数値、括弧内の数値は基礎ポイントの数値になります。↑がついている場所に性格による上昇補正、↓がついている場所に下降補正をかけています。個体値は基本全て31です。個体値不問により個体によって数値が左右する場所に関しては*をつけています。
それでは1体ずつの解説になります。


ストリンダー@とつげきチョッキ(キョダイマックス個体)
特性:パンクロック
175(196)-*↓-100(76)-155(52)↑-94(28)-115(156)
オーバードライブ
ばくおんぱ
たたりめ
ほっぺすりすり

調整に関しては、とつげきチョッキで使うことを決めていたのでそのようなストリンダーを使っている構築記事を読み、その中で1番使いやすそうなものをそのまま使いました。
キョダイマックス個体ですが、あまりダイマックスを使うことは少なかったです。しかしダイマックスを切るときはかなり活躍することも多かったのですが、キョダイカンデンで麻痺を引かなきゃいけない場面で毒を引くと悲しくなることも多かったです。毒も強いのですが、とつげきチョッキを持っているためダイウォールを使うことができないのがかなり痛く感じました。
対面でミミッキュやドラパルトにほっぺすりすりからたたりめで勝てるということで使いましたが、どちらもみがわり持ちが多くなっていたり、ドラパルトのこだわりハチマキドラゴンアローは耐えませんので、型が読めない状態ではかなり不利を取る可能性も高くなっていました。しかし主な役割対象のトゲキッスやFCロトムに関してはかなり強く出ていける他、とりあえず先発で麻痺を入れることなどの仕事もあり選出率と先発率がともに高かったです。


ドヒドイデ@くろいヘドロ
特性:さいせいりょく
157(252)-*↓-224(252)↑-73-163(4)-55
トーチカ
ねっとう
どくどく
じこさいせい

特に調整する理由もないのでHPと防御に極振りし、余りを特防に。
役割対象は、主にほのおタイプの物理アタッカー、ウオノラゴン、ヒヒダルマ(後述のアーマーガアと共に受けます)などや、無理やりどくどくを入れて突破する必要のあるポケモン。初めて使ったんですけど、かなり誤魔化し性能が高くて強かったです。
使っているとくろいきりが欲しい場面が多々ありましたが、トーチカはウオノラゴンを受けるためやヒヒダルマの技を見るために必須、ねっとうは外せない、どくどくがないと突破できないポケモンがいるため必要、じこさいせいが無いと受けが成立しないということでこの構成になりました。さいせいりょくがあるため実はじこさいせいを押す機会が1番少なかったですが、他にどくどくを打てるポケモンを入れてどくどくをくろいきりにするのが1番強いと思います。
ダイマックスする可能性が結構あるので、しっかりダイマックスアメはあげた方がいいと思います。


アーマーガア@じゃくてんほけん
特性:ミラーアーマー
191(140)-126(148)-125-*↓-105-126(220)↑
ブレイブバード
ビルドアップ
はねやすめ
みがわり

HPは特に考えずに16n-1にしましたが、おにびが入ってしまうと機能停止することなどから、もう少し考えて調整した方がよかったと思います。素早さに関しては、1段階ランク上昇で最速エースバーン抜きまで振っています。火力はこれでも足りないくらいなので余りを攻撃に全て振りました。
ストリンダーがかなり地面タイプ(というよりもドリュウズ)を呼ぶため、そこに後出しして積んで全抜きまで狙えるエース。ダイジェットの素早さアップがあることがこのポケモンの強さであるため基本はダイマックスするのが前提。むしろダイマックスしないと耐久もなく、火力も出しにくいため、選出してダイマックスしないことはほぼありませんでした。じゃくてんほけんに関してはあまり読まれないのか、それによってイージーウィンできる試合が多かったです。
役割対象というよりはだいたいの物理アタッカーにたしては1回ビルドアップを詰めば倒していける能力を持っていました。むしろ辛いポケモンが挙げやすく、ヒートロトムウォッシュロトムを筆頭に飛行技を半減し耐久があるポケモンや、てっぺきを積んでくるポケモンなどに対してはかなり弱いので、無理矢理対抗して、アーマーガアがやられるとサイクルが回せなくなり負けるということが多かったので素直に引くのが重要だと思います。シーズン最終日近くはヒートロトムウォッシュロトムが確実に相手のパーティに入っていたので、アーマーガアで有利対面とった際には確実にロトムに引いてくるため交換読み交換で後述のドリュウズに引くようにしていました。
このアーマーガアを語る上で1番重要な要素が、みがわりを採用しているということです。多くの場合この枠はちょうはつもしくは、アイアンヘッドやボディプレスなどのウエポンが入っていると思います。サブウエポンに関して自分は必要ないと感じたので、今回は言及をしません。主な差別点となるちょうはつについてですが、採用するメリットは、のろいのカビゴンやてっぺきを積んでくるポケモン、あくびによる起点作りに対して強く出れることです。それに対してみがわりの強い点が一撃技に対する点、みがわりを壊せない場面を作った時のアドバンテージが高い点、ダイマックス終了後での有用性です。ドリュウズを起点にすることが多くその際に無理矢理つのドリルで突破してくることが多いためみがわりが有用に働くことも多く、アーマーガアに対して受けポケモンを出して誤魔化すという対応をしてくる相手も多いので、みがわりによって詰みの起点を作ることができたり、TODをする際に使えたり、みがわりを残して対面のポケモンを突破すれば裏の不利を取っているポケモンとも戦えるという状況も作りだすことができます。ダイマックスをしてダイジェットを打っていくので、ダイマックスが切れた後に素早さが勝っていることが多く、みがわりによる相手のダイマックス枯らしや、はねやすめ読みじしんを受けることなくはねやすめを打てるようにするために上からみがわりをすることもできます。素の素早さでもだいたいのロトムを抜いているため、振り対面で引きにくい時にオーバーヒートを打ってもらって相手の特攻を下げたりする様子見もすることができます。
ちょうはつが欲しかった場面は主にカビゴン対面や、カバルドン対面であり、それをケアするために後述のドラパルトを採用することにし、みがわりとじゃくてんほけんによってエースとしての活躍を存分にしてくれたこのパーティのMVPと言える存在でした。
この構築記事を書いた理由の半分以上がこのポケモンを紹介するためなので他と比べて分量が多いのは許してください。


トゲキッス@いのちのたま
特性:てんのみぐみ
179(148)-*↓-115-189(252)↑-135-114(108)
エアスラッシュ
マジカルシャイン
だいもんじ
わるだくみ

少し前に強いということで話題になった珠キッスの調整をそのまま真似しました。
トゲキッスに関してはもともとマホイップを入れていた枠に突破力のあるポケモンが欲しいというのと、地面弱点が多くアーマーガア以外にも浮いているポケモンが欲しかったためにその中で強いポケモンであるトゲキッスを入れようと思い、ボックスにいたのがこの調整のトゲキッスだけだったので、それをそのまま採用しました。
アーマーガアが通しにくい際のダイマックスエースとしての役割を持ちつつ、運勝ちも掴めるポケモンでそこまで選出率は高くなかったですが文句なしに強かったです。
なぜかてんのめぐみなのに急所に当てる回数が多かったり、怯みをよく引いてくれたり、二連ダイウォール決めなきゃ勝てない試合で決めたりとリアル強運ポケモンでした。


ドラパルト@たべのこし
特性:すりぬけ
193(236)-112-127(252)-121(4)-96(4)-180(12)
たたりめ
おにび
のろい
みがわり

このポケモンも構築記事を読んで調整を真似しました。素早さに関しては、同じような型のドラパルトに素早さで負けることが無かったので、補正あり12振りにしたのは正解だったと思います。攻撃に関してはイカサマ打たれることも多いと思うので、個体値0まで粘るのが推奨です。
のろいカビゴンがとても対処しづらく、ドリュウズアイアントにも強く出れ、おにびで裏の起点を作ることもできるため採用しました。
のろいの枠がりゅうせいぐん(りゅうのはどう)のことも多いと思いますが、流し性能の高さ、カビゴンに対しての役割遂行でおにびとのろいを打ち裏の受けポケモンたちに引くことが可能な点、詰め筋にすることができる点、パーティ単位で厳しいロトムを無理矢理削れる点などからのろいを採用しました。
パーティに入れてからはかなりの確率で選出しましたが、特殊ポケモンに対してはそこまで強く出れないため誤魔化しにはなりますが、役割対象に対してのみ出して行くことを見極めることも使う上で大事になってくると思います。このパーティでこのポケモンだけはダイマックスしませんでした。たぶんダイマックスしても弱いです。


ドリュウズきあいのタスキ
185-187(252)-81(4)-*↓-85-154(252)↑
特性:かたやぶり
じしん
アイアンヘッド
がんせきふうじ
つのドリル

調整意図は特に無し。攻撃と素早さに極振り。余りは防御に。同族意識の最速で採用しています。
どうしてもFCロトムが重かったために採用しました。対面性能を上げるためやストッパーとして役割をもってもらうためにきあいのタスキを持たせました。無理矢理ヒートロトムに後だしすることもあり、オーバーヒートを打たれても一回耐えることができるためこれでよかったと思います。
タスキなのにつのドリルを採用していることに関しては、当たれば儲けものということもありますが、のろいを積んでくるカビゴンに対してダイマックスを切らせたり、やどりぎのたねを打ってくるナットレイに対してまもるを強制し裏のポケモンを無償で交代させるためにも使いました。
おにびを打ってくるドラパルトが多すぎて、ラムのみを持たせようと思ったこともありましたがそれでも勝てる可能性が低いため、きあいのタスキのままにしてなるべくドラパルトを相手しないようにしました。



3.選出の際の考え方
基本の選出はアーマーガア+2体で、どうしてもアーマーガアが出せない時やトゲキッスで全員倒せるというような時はトゲキッスを選出します。
先発に関しては相手の先発にドリュウズが出てきそうならドラパルト、ドラパルトが出てきそうならストリンダーというような形でこの2体が先発することが多かったです。相手のパーティにヒヒダルマがいるときには、だいたい先発で出てくるのでドヒドイデを先発にし裏にアーマーガアを入れておきます。先発とアーマーガアで重いポケモンに対して3体目を選ぶという形で選出しました。



4.基本的な戦い方
主にダイマックスするアーマーガアとトゲキッスのどちらかを通して勝つことを考えます。そのためにこの2体倒しにくいポケモンを削ることを優先して行うのが大事になってきます。
この2体をどちらも選出しないと言う場合はほとんどありませんので、基本的にダイマックスを切るのはこの2体と考えてもらってもいいと思います。
受けサイクルを基本として作ったパーティでしたが、最終的に、サイクルしてダイマックスエースで全抜きをするという形に落ち着きました。
そのためダイマックスしたポケモンがある程度の活躍をしないと、裏のポケモンで巻き返すのは難しくなっているので、エースを通せる時に通さなければ負けるパーティになっていると思います。



5.苦手なポケモン
ヒートロトムウォッシュロトム
ダイマックスエースのアーマーガア、トゲキッスのどちらも通りが悪く、ボルトチェンジで不利対面を続けられたり、悪巧みでサイクルを崩壊させてくるため、最も重いポケモンだと考えます。ほとんどの試合で選出されていたと思います。ストリンダーで削って両エースの圏内に入れることや、無理やりドラパルトで誤魔化すくらいしか対処法がありませんでした。対策としてドリュウズを入れていますが後投げが安定する訳ではないので、上手く対面させていかなければサイクル不利を取り続けることになります。

カビゴン
ドラパルトののろいやドヒドイデのどくどくの定数ダメージで対策するしかありませんでした。ダイマックスが切れた状態ならトゲキッスによるゴリ押しもできますがなかなか難しいため、積ませないように定数ダメージで流しつつ、なんとか対処していくイメージになります。

③ドラパルト
型が豊富すぎて対処できない。以上。
…と終わらせるわけにもいかないので補足を。物理一辺倒ならアーマーガアで対処できる可能性が高いですが、ダイマックスしてくる型だと対面からは打ち負ける可能性も高いです。むしろ特殊型でアーマーガアの弱点をついてくれるとじゃくてんほけん発動からのいい流れが作りやすくもあります。一番重いのがおにびとみがわり持ちのたべのこし型で、明確に勝てるポケモントゲキッスしかいなく、他の型まで考えるとトゲキッスと対面させても有利と言えないので対処が難しいです。この型に関しては無理とまでは言いませんが確実に仕事をされる感じでした。それと初手のこだわりハチマキ型には、上記にあるようにストリンダーが無償突破されるので即負けではないですが、2対3でサイクル回すのは難しいためかなり不利を取ることが多かったです。

④はたきおとすを持っているポケモン
このパーティのポケモンがどれももちものが非常に大事なポケモンだったので、かなりキツい印象でした。あんまり当たりませんでしたがタチフサグマははたきおとすとからげんき打たれてるだけでたぶん負けます。はたきおとすに限らず、悪タイプでトゲキッスにも打点があるポケモンはかなりキツいイメージでした。



6.最後に
このパーティでよかったことが、サイクルを回しつつタイミングを見極めてエースで積んで全抜きしていくというのが、前作・前々作で自分が好んで使っていたパーティに似ているためにかなり使いやすかったのではないかなと思います。
自分と同じような考え方で対戦をしている方には合っているパーティだと思いますので、是非レンタルパーティで使っていただけたらと思います。

パーティ名の"誤魔化し"と言うのは、サイクル回しているのもだいぶ誤魔化しつつなんとかやっていることや、不利対面でもみがわりやまもる系統の技によって誤魔化したり、サイクルと言いつつ実はダイマックスエースで対面構築的に倒していくことも誤魔化しているためです。
本音としてはいいパーティ名が思いつかなかったことも誤魔化してしまおうという意図もあります。

最終と最高のスクリーンショットを貼っておきます。最高の時から1試合もやらなかったので、最終もこの勝率になっています。
最初に貼らなかったのは、サムネイルをレンタルパーティのスクリーンショットにしたかったためです。

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長々しくしかも淡々と文章が載せられている構築記事で読みにくい点もあったと思いますが、ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

この記事に関しまして何かご質問等がありましたら、自分のTwitter(ID:@hishino_122)に連絡いただけると幸いです。




下記は構築記事としては必要ないところなので読まなくても大丈夫です。

シーズン5に関しては、切断に関することや、最終三桁というとりあえずの目標にしてたものを達成したこともあり、あまりシングルバトルはあまりやらず、ダブルバトルを一からやっていこうと思っています。ダブルバトルに興味があるのは事実ですし、一ヶ月毎のシーズンで毎回上位に行くことは難しいこともあり、とりあえずシーズン5は休養日的に過ごそうと思います。
これらのこともあり、おそらく次の構築記事を書くのはまた期間が空くと思いますが、この記事を読んでくれた方がまた読んでくださるように、自分もいい結果を出せるよう頑張っていきますので、みなさんとこの場所でまたお会いできるように願っています。