勝利に浮かれる素人の雑記

ショートランド泊地の提督がポケモンの話とかします

ポケモンソードシールドダブルバトルS5使用構築 ギガドリサマライド[最終683位]

ヒシノと言うものです。
今回はダブルバトルの構築記事を書かせていただきました。


前書き
今まではシングルバトルしかやってきませんでしたが、前シーズン最終日から公になった切断バグのためにシングルで上位を目指すのはメンタル的に厳しそうだなと思ったため今シーズンはダブルバトルをメインに行いました。
ダブルバトルはなにかと難しいと思われがちですが、自分も基本的にシングルのみしか触っておらず、ダブルバトルをやったのは、ウルトラサンムーンとオメガルビーアルファサファイアの時にGSルールで禁止伝説ポケモンが使えるときだけでした。その時も「禁止伝説強いなぁ」くらいの感じで、1シーズンを通してダブルをやったことは無い、ほぼほぼ初心者でも、今回最終3桁に入れたので、ハードルはそこまで高くないと言うことを伝えるためにもこの記事を書かせていただきました。
この記事を読んでダブルバトルを始めようと思ってくださる方が一人でもいてくだされば、嬉しく思います。



以下、本文になります。




1.パーティ構成

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このパーティができた経緯を簡単に説明しますと、①ギガイアスが使いたい、②それならすなかきドリュウズを入れない理由が無い、③ギガイアスを活躍させるためのトリル始動役も欲しいと言うことでサマヨール、④ドリュウズ以外で強そうなエースにフワライド、⑤特殊高火力全体技持ちが欲しくてニンフィア、⑥ドサイドンが重すぎるために水ロトム、と言う形でした。



2.個体解説

数値に関しては左からHP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さの順で実数値、括弧内の数値は基礎ポイントの数値になります。↑がついている場所に性格による上昇補正、↓がついている場所に下降補正をかけています。個体値は基本全て31です。個体値不問により個体によって数値が左右する場所に関しては*をつけています。
それでは1体ずつの解説になります。


ギガイアス@こだわりハチマキ
特性:すなおこし
192(252)-205(252)↑-150-*-101-27↓(素早さ個体値0)
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調整等は特になくHPと攻撃に極振りし、余りを特防に。
ドリュウズのために砂を巻きつつ、いわなだれで相手に負荷をかけていくポケモンバンギラスよりも弱点が少ないため簡単に倒されにくいのが長所。弱点を突かれにくいものの、素の耐久としてはバンギラスより低いため高火力特殊水技では倒されてしまうので気をつけましょう。
技は基本的にいわなだれしか押さず、ストーンエッジはどうしても倒したいポケモンがいる時に打ちます。だいばくはつはほぼ使わなかったので、他の技に変えるのがいいと思いますが、ハチマキで使う以上他に良さそうな技も特にないのが痛いところです。ばかぢからはナットレイバンギラスに打ちます。
ダイマックスは1度もしませんでした。


ドリュウズ@チイラのみ
特性:すなかき
188(20)-185(236)-80-*↓-85-154(252)↑
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チイラのみをみがわり3回で発動できるようにHPを4n調整、素早さは同族意識で最速にし、残りを攻撃に振りました。
基本的にダイマックスして上から制圧していくポケモン。上から耐久を上げるダイスチルとダイアースを打つことができるため、ダイマックスの3ターンが経過したあとも生き残っていることが多く、そこからみがわりでチイラのみを発動させたりもできるので思わぬところから火力を上げることができるため強かった。
技構成はみがわり以外は普通の構成で、みがわりは前述のチイラを発動させるためや、相手の想定を覆すのに使えるので強かったです。
選出した際には、ほぼほぼ初手ダイマックスをしました。


サマヨールしんかのきせき
特性:おみとおし
147(252)-79-178(92)↑-80-171(164)-27↓(素早さ個体値0、攻撃個体値8~9の実数値)
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調整はダブルバトルの構築記事を読み、そこから良さそうなものを使いました。攻撃個体値に関しては0が推奨で、使っていくなかで素早さを下げる理由がそこまで無く(トリックルーム状態のミラーくらい)、図太いにしてフワライドへのダメージを減らす方が良さそうな気もします。
基本的には後述するフワライドのサポート要員。おみとおしが強く、タスキなどを見て攻撃する方向を変えることができるのがめちゃくちゃ強い。トリックルームは多くの場合はこちらのポケモンが上から攻撃するためではなく、相手のトリックルームを解除するために使うことの方が多かったです。
かげうちはフワライドのじゃくてんほけんを発動させるためと、タスキやミリ残しの相手を削るために重宝しました。ナイトヘッドは最後サマヨールが残った時に勝てる可能性が残るように採用しました。トリックルームは素早さが早いドリュウズやフワライドがいなくなった際の切り返しや、相手のトリックルームの解除のために使います。てだすけはフワライドの火力の底上げのために使います。おにびや、いたみわけなどの技も強く採用したいのですが、このパーティに関してはこの構成が最適だと考えます。
ダイマックスは1度もしませんでした。


ニンフィア@せいれいプレート
特性:フェアリースキン
202(252)-72↓-86(4)-178(252)↑-150-80(攻撃個体値20~23の実数値)
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調整は特になくHPと特攻に極振りし、余りを防御に振りました。トリックルームを使うため素早さには振りませんでしたが、そこまで能動的にトリックルームをすることは無かったので、素早さに振るのもありかと思いました。でんこうせっかの火力を上げるために攻撃個体値は31が推奨です。
ダイマックスする2体が物理に寄っているので、特殊で高火力を出しつつ、フェアリーの採用がしたかったためにダブルでもシングルでも使い慣れたニンフィアを採用しました。
ハイパーボイスニンフィアの採用理由のひとつなので抜く理由が無く、マジカルフレイムは主にナットレイに打ちます。でんこうせっかはタスキ削りのためや、フェアリースキンのおかげでわりとダメージを出せるので採用。まもるが必要な場面がニンフィアは多いのでまもるを採用しました。
1度だけダイマックスしましたが、基本はしないようにした方が強いと思います。


ロトム@いのちのたま
特性:ふゆう
149(188)-*↓-128(4)-172(252)↑-128(4)-114(60)
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HPをいのちのたまのダメージ効率を考えて10n-1調整、特攻は極振りし、素早さを無補正252振り61族(バンギラス)抜きまで振り、余りを防御と特防に振りました。
先述した通りドサイドンがかなり辛かったために採用し、ダイマックスドサイドンをワンパンするためにいのちのたまを持たせました。(そのためドリュウズに持たせる持ち物が無くなりチイラのみドリュウズを使うことになりました)
ハイドロポンプは採用理由のドサイドンなどに打つため必要で、10まんボルトも抜く理由が無いので採用しました。上記の2つの技が通らないナットレイトリトドン等をごり押しするためにあくのはどうとわるだくみを採用しました。わるだくみのところはまもるが欲しい場面もありましたが、最後の詰めのところや、いのちのたまのダメージ減らすためにわるだくみが必要なことも多かったので、これで良かったと思います。
ダイマックスはしたい場面が多かったのですが、先にダイマックスを切ってしまっていることも多く、ダイマックスした回数はそこまで多く無かったです。


フワライド@じゃくてんほけん
特性:かるわざ
225-132(252)-65(4)-*↓-74-145(252)↑
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火力がギリギリな上、素早さも80族なので、最速にしないと抜ける範囲が限られてくるため最速が必要なために、攻撃と素早さに極振りし、余りを防御に振りました。
今回の構築の大エース。ひかるおまもりも持ってないのにたまたま色違いが出て運命を感じました。(色違いが出たから使った訳ではなく、元々使う予定で厳選してたら色違いが生まれました)
ドラパルトが強い環境で、初手でダイマックスしたドラパルトを上から一撃で落とせるポケモンを探していたら見つけたポケモン。かなり警戒もされにくく、何をしてくるかも読まれないことが多いのでフワライドで4体全員倒すことすらできるのがかなり強かったです。サマヨールと並べてもサマヨールトリックルームを警戒され、かげうちによりじゃくてんほけんとかるわざの発動をほとんど警戒されることはありませんでした。
技構成について行く前に、なぜ物理型なのかと言うことを説明します。フワライドは特攻の種族値の方が攻撃よりも高く、特殊のサブウエポンに10まんボルトサイコキネシスなど豊富な技があるのですが、特殊の飛行タイプの技がかぜおこししかないこと、ダイホロウの防御ダウンが物理型の方がシナジーがあることなどから物理型にしています。ゴーストダイブに関しては物理ゴースト技で最大火力かつ、ダイマックスが切れた後の相手のダイマックス枯らしにも使えるため採用しました。そらをとぶに関しては、持ち物を消費するためアクロバットと悩んだのですが、ダイジェットの火力がそらをとぶの方が高く、ダイマックスの3ターンが切れた後にフワライドが生き残っていることも少ないかなと思ったためにそらをとぶを採用しました。だいばくはつはダイアタックとして使うことは無く、ダイマックスが切れた後に残りの相手を一掃するために使います。だいばくはつのダメージの一例を上げると、じゃくてんほけん発動後複数対象でHP4振りトゲキッス(実数値がHP161、防御115)がちょうど確定1発、サマヨールのてだすけも入ると、防御4振りダイマックスリザードン(実数値がHP306、防御99)が50%の乱数1発です。バトンタッチに関してはダイウォールのために、変化技を入れたくて、おいかぜやさいみんじゅつも考えたのですが、じゃくてんほけんが発動しており、ダイジェットで素早さも上がっていることも考慮した上で、フワライドとドリュウズの相性補完がとれていることに気づいたためバトンタッチにしました(実際に使ったのは1度だけでしたが)。
選出するときはサマヨールとの先発しかないので、初手でダイマックスしてサマヨールでかげうちしていきます。



3.選出時の考え方

基本的に先発はサマヨール&フワライドか、ギガイアス&ドリュウズで、裏にニンフィアと水ロトムを選出します。裏に置くポケモンは相手によって変わりますが、一番多い形はこの形でした。先発でニンフィア&水ロトムを出すこともまれにあり、その際は裏にギガイアスドリュウズもしくはサマヨールギガイアスのように選出します。
フワライドが通っていればサマヨールフワライド、それ以外ならギガイアスドリュウズと言う感じで、フワライドが出しにくいのが、砂パやトリックルームパ、その他にもフワライドの技が通らない相手(バンギラスキリキザン)がいたときです。体感的には五分五分でどちらも出していたと思います。
特にドラパルトが初手でダイマックスしてくるようなパーティや、砂以外の天候パ(当たったのはほぼ晴れでしたが)にはかなりフワライドが強く出ていけます。



4.苦手なポケモン、構築

①水ロトム
こちらから効果バツグンをとれる技が無く、ダイマックスされると一撃で倒すことは難しい上、ダイストリームで天候を変えられたり、こちらの両エース(ドリュウズとフワライド)の弱点を突いてくるためかなり厳しいです。基本的にはこちらの水ロトムニンフィアで無理やりごり押しするか、フワライドのダイホロウやだいばくはつでごり押しするしかなかったです。

ナットレイ
ギガイアスのばかぢからではワンパンできず、ニンフィアのマジカルフレイムでもワンパンすることができないこともあり、突破が難しいです。鉄壁を持っていると物理でのごり押しが効かなくなるため、ニンフィアの選出やニンフィアを大切にしなくてはならないなど動きに制限ができてしまうのが一番厳しかったです。ナットレイ以外のポケモンを倒してしまい、こちらに2体以上のポケモンが残っていれば水ロトムでもごり押しできなくはないため、他のポケモンを先に倒してしまうのが一番いいと思います。

トリックルームパ(ドサイドン)
構築として厳しいのがトリックルームドサイドンです。状況が整うとこちらはほとんどなす術が無くなってしまうので、その状況にさせないように立ち回るしかないです。トリックルーム始動のサマヨール等をフワライドで倒すとこができればいいのですが、なかなかそれをさせてくれないので、相手するとやはり難しいです。



5.今シーズンの成績

結果としましては、最終順位683位、最高順位501位(2020/4/30 23:30ごろ)でした。最終的な戦績は71勝47敗でしたが、この構築を使ったのは終盤であり、5桁順位から4桁順位に上がるくらいから使い始めましたので、純粋なこの構築の成績ではないことはご了承ください。

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6.最後に

今シーズンから本格的にやり始めたダブルバトルで、全体の人数はシングルバトルより少ないにせよ、最終3桁まで行くことができたのはとても良かったと思います。
自分も前々からダブルは難しいからと敬遠していましたが、やってみるとダブルならではの読み合いが確かに難しいものの楽しく、やることができて良かったというように感じています。ダブルバトルではシングルバトルよりも切断バグの話は聞きませんし、現状の切断バグがあるシングルに嫌気が刺してきている人はダブルバトルをやってみて欲しいです。個体を用意するのが大変ということもありますが、今は便利なレンタルチームがありますのでそれを使ってやってみて欲しいです。(この構築のレンタルチームも上に乗せてありますので是非使ってください)
今シーズンからダブルバトルを始めたものの、もっとダブルバトルが盛り上がってくれると嬉しいので、今まで少し敬遠していた人たちも、初心者でも3桁順位で戦えるということをここに示し、ダブルバトルを始めてくださる人が増えると嬉しく思います。



ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

この記事に関しまして何かご質問等がありましたら、自分のTwitter(ID:@hishino_122)に連絡いただけると幸いです。